このたび、漆藝作家・池田晃将の作品2点が、アメリカ・テキサス州のヒューストン美術館(The Museum of Fine Arts, Houston / MFAH)に収蔵されました。 本記事では、収蔵作品のひとつである大型オブジェ《Remains of the temple》をご紹介いたします。 本作は、これまで茶道具や蓋物を中心に制作を行ってきた池田にとって、用途性から解放された大型オブジェに取り組む大きな挑戦となりました。西洋における「美術」という概念や文脈を見つめながら、日本に培われてきた漆藝の技術と美意識を、現代の視点から接続することを試みた作品です。 制作期間は一年八か月に及び、作家自身にとっても、また工房にとっても大きな節目となる制作となりました。その作品が海外の美術館に収蔵され、未来へ継承されるコレクションの一部となったことを、大変光栄に感じております。 これまで活動を支えてくださった皆様に、心より御礼申し上げます。今後も、日本に培われてきた技術と美意識をより広く世界へ伝えていけるよう、制作に取り組んでまいります。 【Work In